東京都教員採用試験の小学校に一発合格した僕が語る勉強法
こんにちは、ダニエルです。
2021年の東京都教員採用試験に合格しました!
東京都教員採用試験の小学校教諭は他の教科に比べて倍率は低いです。
参考)【過去の推移】東京都教員採用試験の倍率(実施結果)を教科別に解説!
大学内の講座を利用していたくらいで、基本的には独学で勉強していたため、独学で合格したい人には参考になるはず。
これから東京都教員採用試験を受験される方、興味がある方の参考になれば幸いです。
東京都教員採用試験対策は3つ
東京都教員採用試験の筆記試験は「教職教養」「専門教養」「小論文」の3つですが、どれから勉強してもいいと思います。
配点はどの試験も100点だからです。
注意点としては、小論文はしっかり対策したほうがいいです。
教職や専門に比べて何点くらい取れるのか自己採点できないからです。
実際に教職や専門で僕より点数が高い友達も小論文が悪かったようで落ちてましたし・・・。
意外と合否を左右するのは小論文だと思うので、早めに対策することをオススメします。
※僕は年明けから月に2〜3枚書いて添削してもらっていました。
小論文の対策法
東京都教員採用試験の小論文はテーマに沿って910~1050字で書きます。試験時間は70分。
東京都の論文テーマは「実際に教育現場を想定した内容で自分ならどう行動するか」というものです。
普段から自分なりの教育感や指導感を考えて文章にすることが効果的です。面接対策にもなるので、早い段階からノートにまとめていました!
最初はなかなかうまく書けませんが、慣れれば自分なりの型がわかってきますよ。
ただ、書いた論文は誰かに評価してもらうことが大切です。
なぜなら、論文には答えがなく自分では良い悪いの評価ができないからです。
そこで、僕は「ココナラ」というサービスを使って添削してもらいました。
大学の教職課でも添削はしてくれていましたが、一般的な添削だけ(誤字・脱字や文法の確認など)だったのであまり役に立ちませんでした。
その点「ココナラ」は添削者を自分で探して依頼することができるメリットがあります。
実際に東京都の小論文に関わっていた方に依頼して、教員目線、採用者目線でアドバイスをしてくれます。
すべてネットで完結するので、時間があるときに作成して送れば添削してもらえるので忙しい方にはオススメです。
専門教養の対策法
専門教養は志望する教科に関する試験です。僕は小学校志望だったので、小学校で指導する教科(国語や算数)が出題されます。
僕は「オープンセサミシリーズ 専門教科 小学校全科」で勉強していました。
小学校は問題集が多いので悩むのですが、個人的には「オープンセサミの問題集」を繰り返し解けば十分対策できます。
さすがに問題集だけで100点を取ることは厳しいですが、合格するには十分でした!
注意点としては、東京都の小学校は科目ごとに基準点が設定されています。
例えば、合格点が40点だった場合、
- A:50点(国語10、算数10、社会10、理科10、英語10)
- B:50点(国語0、算数10、社会20、理科10、英語10)
Bは国語が基準点に達していないため合格点は超えていても不合格になります。
なので、どの科目もバランス良く勉強することが大切です。
教職教養の対策法
教職教養は、教育原理や教育法規などに関する試験です。
教職教養も参考書類はたくさんありますが、僕は学校で配布された「オープンセサミ参考書」を使っていました。
オープンセサミは量が多すぎますが、知識の流れや傾向を掴むには十分です。
しかし、同シリーズのセサミノートの方が使いやすく、量的にも十分だったかなと思います。
勉強のポイント
よく言われますが、教職教養は頻出部分に絞って勉強するといいです。
【東京都の頻出分野】
・学習指導要領
・人権教育
・生徒指導
(「【勉強が苦手!】東京都教員採用試験の教職教養で合格点をとるコツと方法」より引用)
図のように頻出であることがわかるので、ここを中心に覚えていきました。
出ない部分は基本的にはノータッチでいいと思います。
東京都教員採用試験は何割で合格できるの?
受験する教科によって違うと思いますが、僕は自己採点で教養と専門合わせて110点〜120点ほどで合格でした!
冒頭でもいったように小学校の倍率は低いので5割〜6割でも合格できます。
もし中高社会だったらボーダーは高そうなので、僕なら落ちてましたね・・・。
あとは小論文の点数も入ってくるので、教養と専門が7割あっても、小論文で落ちる人もいましたので本当に気をつけた方がいいです。
東京都教員採用試験は筆記試験の点数が高いと有利?
最終合否は筆記と面接を総合して決定するので、点数が高い方が有利だと思います。
しかし、最終的には面接の結果が全てだと思います。
実際、僕は5割〜6割でしたが、8割取れている人でも面接があまりできずに落ちていましたからね。
筆記試験の対策ばかりに気をとられて面接練習が不足することは避けた方がいいと思います。
はじめまして!東京都教員採用試験に合格しました!
はじめまして、ダニエルといいます。
令和3年度教員採用試験に合格して、来年から教員生活がスタートします!
そこで今後の受験生に少しでも役に立つ情報を残しておきたいと思い、ブログを始めることにしました。
何を書いたらいいのかわからないので、軽く自己紹介しておきます!
この記事を書いているダニエルとは
岐阜県の大学生です!
岐阜聖徳学園という偏差値55くらいの教育学部に通っています。
中学、高校ではバドミントン部、大学では飲食店とコンビニでバイトばかりやっています。
とくに取り柄はないですが、来年から学校の先生です(笑)
教員採用試験の受験結果
田舎者あるあるですが、僕は昔から働くなら大都市!と決めていたので東京都か大阪府に合格できたらいいなと思い両方とも受験しました。
教育実習にいった県の試験は受けないといけないルールがあったので、岐阜県も受験しました。
受験結果がこちら・・・。
見事、全部に最終合格しました〜僕って実は優秀なんですかね(笑)
「教員採用試験の「小学校」で倍率が低い県は?全国の実施結果まとめ | 教採ギルド(KYOSAI GUILD)」というサイトの情報によると倍率は東京都2.3倍、大阪府3.2倍、岐阜県1.9倍(笑)なので、そこまでレベルは高くないですね。
東京都と大阪府で迷いに迷った結果、日本の首都、東京で働くことを決めました!
教員採用試験の勉強はいつから始めたのか
大学3年の11月ごろからはじめました。
大学で東京アカデミーが出張講座をやっていたので、それにとりあえず参加していたくらいです。
授業は録画された映像をみる感じでしたが、あまりというかほとんど無駄でした・・・笑
授業自体は楽しくわかりやすかったのですが、一般教養の授業ばかりだったんですよね。
受験したことある人は知っていると思いますが、東京都も大阪府も岐阜県も一般教養の出題はありません。
当時の僕はまったくそんなこと知らなかったので、後々過去問をみてビックリしました!
こんな奴でも合格率100%なので、自信を持てたのではないでしょうか!!
何から勉強したか
教員採用「試験」というくらいなので、筆記試験があります。
なので、それの対策をしていました。
試験では生徒指導や教育の法律に関する知識から、小学校で指導する教科知識、論文試験までやることモリモリです。
自分は恥ずかしながら勉強に本腰を入れたのが年明けと遅かったせいで、1日5〜6時間は勉強していました!今思うと、そこまで頑張る必要はなかったのかと思います。
大学受験と比べるとやることは多いですが、レベルは低いので、しっかり勉強すれば合格点は取れる試験になっている気がしました。
辛かったこと
合格がわかるまで長いことです。
岐阜県の発表が9月末で、東京都と大阪が10月ですからね。
これに尽きます
他大学の友達が多く、みんな春先には内定が出ていたので正直羨ましい反面、つらかったなーとしみじみ思います。
コロナ禍だったので、旅行話などはでませんでしたが、何もない状態だと自分だけ省かれた気持ちで精神的にやばかっただろうな・・・。
あとは受験チャンスが年1回しかないので、プレッシャーが半端なかったです。
最後に
教員採用試験は思った以上にレベルは高くないです。
大学受験の方が難しかったと思います。
でも、やることは大学受験の比じゃないなと思いました。
試験科目は多いし、量も多い、おまけに論文や面接もある・・・。
僕もけっこう適当だったけど、要領良くやっていたから合格できたのだと思っています。
とにかくスキマ時間は有効的に使うことをオススメします。
それでは!